3冠主任者の民法(1)貸金業務取扱主任者

 平成26年度 貸金業務取扱主任者試験まで
4ヵ月以上の月日がありますが、

かつての私の様に、民法を苦手としている受験
生は多いでしょう。

 そこで、独自に貸金業務取扱主任者・民法の
出題傾向を分析し、

「頻出分野の基本事項の確認」 として、 3冠主
任者の民法シリーズを展開させていきます ^-^


【 チェック問題 】次の 保証契約 に関する記述が
適切な内容か、否か?を 「 ○ 」 か 「 × 」かで
答えてください。

1.1つの主たる債務を、3人の連帯保証人が共同
  して保証している場合、各連帯保証人は主たる
  債務の3分の1に相当する額についてのみ保証
  債務を負う。

2.保証人は、催告の抗弁権及び検索の抗弁権を
  有する。しかし、連帯保証人は催告の抗弁権を
  有しないが、検索の抗弁権のみを有する。


    ■ 3冠主任者の民法・保証契約

 まずは、チェック問題1.についてでありますが、

連帯保証人には 「分別の利益」 がありません。

一般的な観点からしますと、3人で連帯保証して
いる訳ですから、 保証額も1/3で済むのでは?

 と思われがちですが、 連帯保証人の場合は、
そうではありません。

つまり、 例え3人で1000万円の連帯保証人と
なったとしましても、

そのうちの1人に対して、「1000万円全額!」
の請求が可能となってしまう、

「極めてデンジャラスな保証」を意味しており
ますので、不適切な内容となります。(×)


 次は、チェック問題2.ですがこちらは保証人と、

連帯保証人の 「決定的な違い」 となる催告の
抗弁権と、

 検索の抗弁権の 「有無」 を問うている出題
内容となっています。

    ちなみに、 「催告の抗弁権」 とは、

債権者が主たる債務者に請求せず、直接債務
の履行を請求してきたとき、

「まずは、主たる債務者に催告してください」 と
債務の履行を拒める抗弁権を意味しています。

    また、 「検索の抗弁権」 とは、

「まずは、主たる債務者の財産に執行してくだ
 さい」 と、主張できる抗弁権となっています。

こういった抗弁権は、 保証人には有しておりま
すが、

 連帯保証人には、 「いずれの抗弁権」 も
有しておりません
ので、 不適切な内容となっ
ています。(×)

以下次号


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3冠主任者の民法(2)貸金業務取扱主任者

次の貸金業務取扱主任者・3冠主任者の民法
は、抵当権に関する基本事項です。

実際に、この分野に関しましては、 かつての私
完全独学!で、

 宅地建物取引主任者に挑んだ際にも、 苦戦
した記憶が甦ります ^-^

しかし、それでも基本を着実に積み重ねていけ
ば、

得点源にする事が可能な分野でもありますの
で確認してみましょう。


【 チェック問題 】次の 抵当権 に関する記述が
適切な内容か、 否か?を 「 ○ 」 か 「 × 」か
で答えてください。

1.土地に抵当権を設定した場合、 その土地の
  上に建物が存在していたときは、 その抵当
  権の効力は建物には及ばない。

2.同一の不動産について、 数個の抵当権が
  設定されたときは、 その抵当権の順位は登
  記の前後による。

3.抵当権の目的となるのは、不動産と地上権
  だけであって、永小作権が抵当権の目的と
  なることはない。



     ■ 3冠主任者の民法・抵当権

 まずは チェック問題1.についてでありますが、

こちらは、 民法370条と一致していますので、
適切な内容といえます。(○)

   次はチェック問題2.ですが、

こちらも、民法373条 と一致していますので、
適切な内容といえます。(○)

ちなみに、同一の不動産に「複数個の抵当権」
を設定する行為は、可能となっています。

   次は、最後のチェック問題3.ですが、

不動産と地上権・以外にも、 永小作権 も抵当
権の目的とすることができますので、 不適切な
内容となっています。(×)

  ちなみに、チェック問題の 1. と 3. は、

貸金業務取扱主任者 ・以外の民法でも良く目
にする、

  抵当権の定番的な出題 といえますね ^^

以下次号


3冠主任者の民法(3)貸金業務取扱主任者

 次の3冠主任者の民法・貸金業務取扱主
任者は、頻出分野の相続です ^-^

【 チェック問題 】次の 相続に関する記述が
適切な内容か、否か?を 「 ○ 」 か 「 × 」
かで答えてください。

1.相続の放棄をしようとする者は、 相続を
  放棄する旨を、 地方裁判所に申述する
  ことによって行う。

2.相続の放棄をしようとする者は、 自己の
  ために相続の開始があったことを知った
  時から、1ヵ月以内に地方裁判所に申述
  しなければならない。

3.限定承認は、 相続人が数人あるときは、
  共同相続人の全員が、共同してのみす
  ることができる。


    ■ 3冠主任者の民法・相続

相続は、 貸金業務主任者試験の民法の中で
出題率の高い科目 となっています。

このような経緯から、今後の問題演習やテキ
スト・チェックの際には意識して臨みましょう ^^

まずは、チェック問題1.についてでありますが、

相続の放棄をしようとする者が、相続の放棄
を申述する裁判所は、

「家庭裁判所」 となっていますので、不適切
な内容となります。(×)

   次はチェック問題2.ですが、

こちらは、相続の開始があったことを知った時
から、

3ヵ月以内(民法915条)に 家庭裁判所
に、相続の放棄を申述しなければならない」

となっていますので、不適切な内容となります。
(×)

   最後のチェック問題3.ですが、

民法923条の内容と一致しており、適切な選
択肢となっていますね。(○)

以下次号


3冠主任者の民法(4)貸金業務取扱主任者

    
 1.不動産が抵当権の目的となる事実は、もはや定番と
  言えますが、地上権や永小作権については 「目的と
  なる」 と言えるのか?

 2.土地に抵当権を設定した場合、その土地上に建物が
  存在しているときは、その抵当権の効力は建物にも
  及ぶと言えるのか?

 3.マンションの管理費を滞納している区分所有者を被
  告として 支払訴訟を提起したとしましても、その訴
  えが却下された場合の時効は中断するでしょうか?

 4.契約に関する記述として、当事者の一方がその債務
  を履行しない場合は、 相手方は履行の催告をする事
  なく、直ちに契約の解除をする行為は可能か?否か?

 
        ■3冠主任者の民法

まずは、選択肢1.についてでありますが、 民法369
条の内容によりますと、

 地上権も永小作権も 不動産と同様に抵当権の目的とす
ることが できる と記されています。

次は選択肢2.ですが土地に設定された抵当権は、その土
地上の建物に 抵当権の効力を及ぼしません(民法370
条)

次は 選択肢3. ですが、 このような裁判上の請求による
「訴えの却下」 では、時効の中断は生じません。

 また、 「訴えの取り下げ」 の場合も同様となりますね
(民法149条)

次は、最後の選択肢4.ですがこのケースでは、 相手方が
相当の期間を定めてその履行の催告をし、

その期間内に履行がないとき に、 相手方は契約の解除を
することができる(民法541条)とありますので、

 履行の請求なく、 直ちに解除することはできません ^-^


                      正解 1

※拙ブログ 管理業務主任者・宅建 独学合格で極める!の
オリジナル問題より抜粋。

以下次号


3冠主任者の民法(5)貸金業務取扱主任者

 相続に関する①~④の記述のうち、その内容が
適切なものを1つだけ選び、 解答欄にその番号を
マークしなさい。

①連帯債務者のうちの1人が死亡し、 その相続人
 が複数いる場合、各相続人は 被相続人の負って
 いた債務につき その相続分に応じて分割された
 ものを承継し、 各自その承継した範囲において、
 被相続人の他の連帯債務者と連帯して 債務を弁
 済する義務を負う。

②被相続人の配偶者及び 被相続人の唯一の子が適
 法に相続の放棄をした場合、 当該被相続人の直
 系尊属は相続人となることはない。

③被相続人の配偶者及び 被相続人の兄弟姉妹が相
 続人である場合、 当該兄弟姉妹の法定相続分は、 
 3分の1である。

④共同相続人の1人は、 他の共同相続人の同意を
 得ることなく単独で限定承認をする事ができる。


以上、 平成25年度 第8回・本試験 「問題35」
より抜粋。

     
       ■3冠主任者の民法


 選択肢の1に関しましては判例どおりの内容とな
っていて正解となります。

選択肢の2に関しましては、被相続人の配偶者及び
被相続人の唯一の子が、 適法に相続を放棄してい
る理由から、

 今回の相続に関しては 「はじめから 相続人とな
らなかった者」
にみなされます(民法939条)

 この様な経緯から、 民法889条1項の規定により
第2 順位の 「直系尊属」 が相続人となりますので
適切ではありません。


選択肢の3に関しましては、 被相続人の配偶者及び
被相続人の兄弟姉妹が相続人となっており、

 配偶者の法定相続分は 4分の3、 兄弟姉妹の法定
相続分は4分の1となります(民法900条3号)ので
適切ではありません。


                   正解 ①

これまでに実施された 貸金業務取扱主任者の民法で
は、相続に関する出題が頻出しています。

そこで「1問」の中に債務の承継や相続放棄、 限定
承認や法定相続分といった、

相続に関する重要な知識を、 効率的に学べる過去問
をセレクトしてお伝えしました。

















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プロフィール

独学 極蔵

Author:独学 極蔵
 (どくがく きめぞう)

「貸金業務取扱主任者 独学で合格!」 へようこそ!!

第1回 貸金業務取扱主任者資格試験で独学合格を果たし、

 ・ 貸金業務取扱主任者
 ・ 宅地建物取引主任者
 ・ 管理業務主任者

の主任者系・国家資格の3冠と、

 ・ マンション管理士
 ・ 宅地建物取引主任者
 ・ 管理業務主任者

の不動産系・国家資格の3冠達成の 「独学・W3冠の達成」に成功しました。

 当ブログは、かつて私自身が独学で苦戦していた頃に、

「こんなブログがあれば便利だったろうな」という思いをぶつけて作成しています。

訪問者さんの気分転換や、独学学習の参考になって頂ければ幸いです ^^


※これまで 当ブログに寄せられた総拍手数は 600 を超えました。

実際に私自身、これまでの拍手に励まされてきたことも事実であります。

 しかし、 今回の甚大な震災によって 被災された方々の心情を考慮し、

「しばらく 拍手設定の自粛」を行う経緯をご理解ください。

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